必死に生きてきたのね

〜あなたは悪くない〜


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じぶんに目覚める 4つのメンタルセラピートップ

千葉県こども病院チャイルド・ライフ・スペシャリスト 藤井あけみ

中日新聞 朝刊 「幸福のレシピ〜チャイルド・ライフの世界より〜」より

 少し前、高校一年生の千香ちゃんから手紙がきました。

「先生に軽蔑されるかもしれないけど、書きます。

リスカって知っていますか?

私、ずっとしてきました。

もう両腕とも切るところがないくらい。

そうしないと生きていられませんでした」


 千香ちゃんとの出会いは数年前にさかのぼります。



 「軽蔑なんてしてないよ。

本当に大変だったんだね」と私は返事を書きました。

すると千香ちゃんは「生きたいって思う病気の子どもをうらやましいと思ってしまいます。

そう思う自分に自己嫌悪です。

でも私は生きたいって思えない。

死にたい。

本当は生きたいんだけど死にたい

この苦しさは誰にもわかってもらえない」とつづっていました。


 私は千香ちゃんのリストカット(リスカ)の原因は知りません。

しかしはっきりしているのは、彼女は1つも悪くないということ。

そして
ぎりぎりのところを必死に生きてきたということです。



 米国カリフォルニア州に住むサンドラは12歳の時、突然父親を失い、
その悲しみのやり場がなく、ありとあらゆる非行を繰り返しました。




・・・略・・・



数年後にふとしたきっかけで立ち直り、親を失った子どものサバイバーとして
グリーフ(悲嘆)ケアの助言者になりました。

そんな彼女は言います。

「リストカットは良くないことだとみんなは言います。

確かにそれは
痛々しいし不健康です。

でも悪いことではありません

それは
その子の気持ちそのものなのです」


 最近の千香ちゃんの手紙は、本気になって受けとめてくれる主治医の先生に出会えたことを
喜ぶ内容でした。

死にたい気持ちが薄らいで、リストカットへの
誘惑にも負けないようになってきたと。



・・・略・・・



             ヒプノEFTセラピスト(レベル3、引き寄せの法則受講済)
                       
パステルシャインアートセラピスト
      
センセーション トリコロール ラブカラーズ セラピスト&ティーチャー
             
クォンタムタッチ(R)認定インストラクター(レベル2受講済)
                                土田 晶子


                                                   
 
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